ミッキーアヤちゃん版
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「サルサルミナちゃん」の後輩です。私は今年から修士課程に入学しましたが、去年の今頃のことをふりかえって、入試勉強についてちょっと書いてみることになりました。 受験科目に何を選ぶか、またどういう風に勉強するかは、ひじょーに頼りになる先輩方の言葉を参考にしました。もちろん、「サルサルミナちゃん版合格体験記」はとてもためになりました。サルサルミナちゃん、どうもありがとうございます。そして私が選んだのが、「海洋生物学」「生態学」「植物生理学」の3つです。
「海洋生物学」
わたしもサルサルミナちゃんと同じく、An Introduction to Marin Ecology(R.S.K.Barnes
& R.N.Hughes: Blackwell Science)と、海洋生物学の集中講義(2回も受けた)のノート、さらに過去問を使って勉強しました。Mar.Eco.で使われている英文は、比較的読みやすかったです(論文とかに比べたら)。あと、絵が結構入っているので、更に読みやすい気がします。これを読むことで、必須科目である英語の勉強にもなりました。もともと英語が得意な人でも、海洋生物に特有の単語を知っておいたほうがよいと思います。
また、私が感じた最近の傾向としては、ただ持っている知識を問うだけでなく、その知識を生かして実際にどのように研究を行うかなど、考える力を見る問題が出てきているように思います。
選んだ3教科の中では、この教科が一番楽しく勉強できました。
「生態学」
ここの院では基本的に生態学を学びます。その中でも特に海関係をしている人がほとんどです(場所がら)。とにかく、ここで研究をしていく上で生態学の基本的知識は不可欠なので、(試験科目にすると必死で勉強するから)これを選んでみました。しかし今に活かされているのかどうかは・・・。
勉強は、2、3年次に受けた生態学T・Uのノートを中心に、あとは先生方の著書(必読!)を読んでやりました。あと過去問もやりました。
「植物生理学」
上の2教科はすんなり決めたのですが、あと1教科をなんにしようかとても迷いました。で、今までに受けた定期試験の中で勉強がしやすいと感じたこれをとることにしました。上の二つと傾向が全く違って分子的な話がメインの教科なので、すぱっと頭を切り替えてやれるため、結果としては勉強をしやすかったです。覚えることもたくさんあり、勉強を始めた頃は授業のことも忘れかけていてちんぷんかんぷんでしたが、えらい苦労して分かっていくと、「なるほど!」と思える喜びがありました。
過去問から推測するに、授業としては「植物生理学」、「植物機能細胞学」がこの科目に関わるようです。 私はこんな感じでこの3つを選んだわけですが、ほかにも、勉強は4教科しておいて問題を見て解けそうなものを3つ選ぶ、という戦略もありですね。ちなみにここを一緒に受けた同級生は、「海洋生物学」「生物物理化学」「動物生理学」を取っていました。選んで正解だったらしいです。
「英語」
そして重要なのが英語です。配点が高いうえ、今後研究をしていく上で、必ず身につけておかなければなりません。
この講座のセミナーは英語で書かれた論文を題材に、全て英語で討論をする形式をとっています。私が4年生で配属されてきたときには、このようなセミナーが週3回行われており、英語に接する機会は他講座よりとても多かったと思います。そのおかげで、まだまだ足りないとは思いますが、かなり英語の力はついていたと思います。
あとは、高校時代に使っていた問題集を解いてみたり、生物っぽいというかscienceっぽい単語(過去問でよく出てた)の勉強をしてみたりしました。
筆記試験に無事受かったら次の日に面接があります。人によって着てくるものは様々でした(スーツ、ちょっとちゃんとしているように見える格好、普段着etc.)。短パンはあんまりだとか、裸足はちょっとねえとか、いろいろありましたが、もちろん格好よりも、面接の中身が重要です。
緊張し過ぎずに聞かれたことにハキハキ答えることが大切ですね、たぶん。私は面接というものがほぼ初めてだったので、とても緊張してしまい、なんて答えたのかあんまり覚えておらず、思い出しては後悔しきりでした。今後のためにも、このような場で話す練習をしておかなければならないなあと、切に思いました。
サルサルミナちゃんも書いていたように外部から受ける人は苦労するとは思いますが、実験所や天草の雰囲気なんかも分かるので、一度実験所に見学に来るなどしてここの先生方や学生と話してみるのが一番だと思います。 |
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